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「誠実であること」

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こんばんは。

今日は、

「誠実であること」という曲について

お話ししたいと思います。

この曲は、

私が中学生の頃に出会った、

一人の先生へ贈る歌です。

人生の中には、

たくさんの人と出会います。

でも、その中で、

何十年経っても

忘れられない人というのは、

そう多くありません。

私にとって、その一人が

中学校の担任の先生でした。

担任をしていただいたのは、

たった一年間です。

それでも、

その一年は今でも私の人生の

土台になっています。

もう30年近く前のことです。

当時、若かった先生も、

今では定年が近づいている年齢に

なられてると思います。

そして不思議なことに、

今、その先生は息子の通う

学校に赴任されています。

人生には、時々こんな不思議な

巡り合わせがあるんだなと思います。

当時の私は、家庭環境に少し

コンプレックスを抱えていました。

友達には住んでいる家も

兄妹のことも

なにも知られたくなくて、

必死に隠していました。

学校が終われば家の内職を手伝い、

友達と遊ぶ時間も、

部活動を続けることも

自分の中で難しくなっていきました。

そんな私を、

先生は何も聞かず、

何も責めず、

ただ見守ってくれていました。

二学期の二者面談には、

「頑張ってるんだから、

自信を持っていい。」

そう声をかけてくれました。

その言葉は、

当時の私には、

何よりも救いでした。

ある日、

学校で体調を崩して

倒れたことがありました。

保健室がいっぱいで使えず、

先生は空き教室を用意して、

自分のコートを貸してくれました。

先生にとっては、

きっと何気ない行動だったと思います。

でも私にとっては、

30年経った今でも

忘れられない優しさです。

先生が異動されることになった時も、

私のことを最後まで

気にかけてくださいました。

安心して高校へ進学できるように。

困らないように。

信頼できる先生へ

引き継ぎをしてくださり、

友達とも離れないよう

配慮してくださいました。

その時は気づきませんでしたが、

今振り返ると、あれも先生なりの

愛情だったんだと思います。

先生は最後に、

私へ一通の手紙を

書いてくださいました。

そこには、

「人に誠実でありなさい。」

という言葉がありました。

「大事なものを持っている、

そのままでいい」と、

伝えてくれました。

若かった私は、その意味を

深く理解できていませんでした。

でも40代になった今、

子育てをし、

仕事をし、

たくさんの人と出会う中で、

その言葉の重みを何度も感じています。

誠実であること。

それは、

正しいことをするというより、

相手を思いやること。

約束を守ること。

見返りを求めず、

誰かのために動けること。

そんな生き方なのかもしれません。

だから私は、

先生へ手紙を書きました。

30年間、

ずっと伝えたかったこと。

「ありがとうございました。」

その一言を届けたかったんです。

直接たくさん話す機会はありませんでした。

でも、

先生のおかげで救われた生徒が、

ここにいます。

そのことだけは、

どうしても伝えたかったんです。

人生には、

たくさんの出会いがあります。

でも、

人生を変える出会いは、

そう何度もあるものではありません。

私にとって、

先生との出会いは、

まさにそんな出会いでした。

だからこの曲は、

一人の先生への感謝だけではなく、

あの日いただいた優しさを、

これからは

私が誰かへつないでいきたい。

そんな願いも込めて作りました。

もし皆さんにも、

今でも忘れられない先生や、

人生を支えてくれた人がいるなら、

その人から受け取った優しさを、

今度は誰かへ届けてみてください。

きっと、

それが感謝を伝える

一つの形なのだと思います。

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

聴いてくださると嬉しいです。

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